賢竜杯顛末記 その5

まさかの1回戦突破。これでもう目標は達成して一仕事終えた男の顔の私ですが、
どうせならやるだけのことはやって美しく散りたいもの。がんばれ私。
というわけで2回戦。肝心の組み合わせは――


・おてうさん(黄玉)
・ジットシンさん(紅玉)
・セレネさん(紫玉)


おてうさんは多答順当の本出してる元賢王にして、QMA界きっての用兵家として名高い方。
セレネさんは学問無双の元賢王にして、QMA界きってのストイックな求道者として名高い方。
ジットシンさんはスポーツの達人にして、前日予選でスポーツレンジャーに輝かれた方。
ぶっちゃけ、勝てる見込みがないのですがどうか。


それでもまあ、やるからには最善を尽くすということで使える武器を・・・って、
手持ちの使えそうな札のうち、雑多は形式縛りのため使用不可、
学並はセレネさんがいるので使用不可ということで、自動的に芸スロになるのでした。
まあでも、手持ちの札の中では一番自身のある札だし、
過去弱形式として知られただけに、検定問・新問引いたときの破壊力は強力なのは実証済み。
というわけで試合開始。


まず1本目は自選の芸スロ。これがのっけから空気問の嵐なので困る。
ていうか新問も検定問も引けやしない。
おてうさん、ジットシンさんが1問づつ落としたのがむしろめっけものって感じでした。


次の2本目はおてうさんの雑順。
おてうさんの1回戦は雑線のため雑多未使用ということで、
雑多出してくれないかなーと密かに天に捧げていた願いも通じず。
しかもよりによって完全未対策の順当とは。
問題は超絶空気問が目白押しで、隣の筐体のおてうさんも苦笑い。
でもその中に2問くらい混じってた普通の問題はきっちり落としてやったぜ。


続く3本目はジットシンさんのスポ順。おいおい。
これもABCどーんが1回決まったくらいでボロボロ。
正直、この時点で完全脱落ほぼ決定でした。


最後の4本目はセレネさんの……学順。1回戦が学多なので、やっぱそうするよなー。
学問だから捌けるかと思ったら全然そんなことはなかったぜ。
そして最終問、仁川沖海戦奉天会戦日本海海戦の時系列当て。
日露戦争には自信あるぜ有終の美だぜと自信満々に即答したら、まさかの勘違い。
冷静に考えれば、普通に「奉天会戦日本海海戦」でいいに決まってるではないか。
「ここが引っ掛けなんだよなー」と「日本海海戦奉天会戦」にしちゃった俺って一体。
そして結果は――


セレネ    338.29
ジットシン  300.61
おてう    295.74
シンシアリー 262.26


当然の最下位。むしろ思ったほど差がついてなくてびっくり。
しかし見事なまでの順当祭りでした。とほほ。


結局、賢竜のレギュレーションを考えると、1回戦が多答祭り、
2回戦が順当祭りになるのは事前に予想してた通りで、
わかっていながら順当にまで手が回らなかった時点で敗北は見えていたとも言えます。


というよりも、順当どうこう以前にそもそもの実力が足りてない以上は、
多答に一点集中することで1回戦突破という実力以上の結果を出せた自分を褒るべきかと。
よくやった俺、偉いぞ俺。おめでとー。ぱちぱち


というわけで自分の試合としての賢竜杯はここまで。ここからは観戦者モードで。
そしてまだ終わらないのだった。